外貨預金でリスクヘッジ

資産構築のための節約とお金の話

MENU
どうしても単一民族の日本人は、国内通貨だけに目がいきがちです。ただこれからは、その考え方だと大きなリスクの見舞われます。

日本円だけでなく外貨預金で資産のリスクヘッジ

最近は、一時期70円台の円高から、120円台まで一気に円安が進行しました。それでも日本国内にいる人は、円安と聞いてもあまりピンとこない人も多いのではないでしょうか。

 

それでも輸出品は円安の影響で、仕入れの価格は高くなりますし実際に食料品の値段などが上昇してきています。実際には、先物レートで仕入れをしているので、実際のレートとはズレがありますが、輸入品の価格上昇は確実に進行してきています。

 

そして日本人の海外旅行代も価格が上昇していますし、外国に行っても買い物するときの割高感は大きいです。それに反して、外国人が大勢日本に訪れてお金を落としてくれています。

 

一時期、日本にあまり来なくなった中国人も、今ではかなり増加しています。このように円安の進行は、海外とは関わりのない日本人にも確実に影響があるのです。

 

特に輸入品の上昇は、直接家計にも影響すものです。しっかりと対策を立てて置く必要があります。

 

日本銀行の量的質的緩和の影響で円安が進行

今の円安は、日本銀行の量的質的緩和の影響が大きいです。自然の市場の動きによるものではなく作られたものです。そして後数年は、この影響が続いていきます。

 

量的緩和の金額も過去に例がないほどの異常な金額で、今の120円付近よりもさらに円安が進行していくのは確実でしょう。アメリカも先行して量的緩和策を行っているのですが、アメリカの2倍ほどの140兆円ほどの金額を実施しています。

 

日本の人口は、アメリカの半分ほどなのでそのインパクトの大きさは分かるはずです。

 

今からでも外貨預金で資産を防衛する

今の状況からみても、早期に手を打ったほうがいいです。一番良いのは、海外に口座を作ってしまうことですが、面倒な人は日本国内でも外貨預金を行うことができます。

 

ただ外貨預金や外貨MMFはいまだに手数料が高いので、オススメはFXの口座で運用してしまう方法です。スプレッドも手数料も圧倒的に安いのがFXです。

 

正直言ってFX口座の短期トレードなどは、博打と一緒なのでお勧めできませんが、レバレッジを掛けずにコツコツとドルコスト平均法で積み立てて行けば資産運用としてはベストです。

 

本当に長期でやり続ける気があるのなら、通貨はドル建てで10年、20年と投資し続けるのが一番お勧めです。そのレベルで考えれば、少子高齢化で経済が先細りの日本の国力が落ちていくのは確実です。

 

確実に将来的には円安になっていくと思います。ただ短期的には、円高局面があったりと上下の動きが見られると思います。そのような局面に一喜一憂せずにたんたんと毎月一定の円をドルに交換していけばいいのです。

 

アメリカは重要な分野は一人勝ちですし、これからも基軸通貨のドルを武器に優位な立場を維持していくでしょう。ユーロなどはとてもライバルとは言えず、中国もおそらくいつまでも成長し続けることはないはずです。

 

アメリカは年齢分布も少子高齢化とは逆の状態ですし、その点でも他の先進国よりも有利です。そのためドルに乗って行く投資は非常に有効な方法だと思います。

 

今からリスクヘッジを考えて、長期投資を始めていくことをお勧めします。